ひとときの清涼感を！

数寄屋門をくぐると、すぐに目を奪われるのが白基調に淡い青模様の中国産の大きな壺。 その後ろには雄大な京都北山育ちの台杉です。アプローチは木曽石の延段。
目地は自然さを求めてモルタルは見せずに苔仕上げです。

数寄屋門をくぐり、振り向いたところです。
客人の帰り道で見せるこの絵の構図には、かなりこだわりがあります。最後に見せる庭・・・お客様へ良い余韻を残せることができたらと配慮しています。

石組みの滝から流れ落ちる水です。大容量のポンプで循環させています。高さ約2m50cm。この高さは、かなりの迫力です。

黒松の枝越しに滝を眺める図です。かなり遠近感あります。

庭の中心部に掛かる青石の橋です。細工なしの自然石です。
かなり苦労して探しあてた品です。

枯山水の石組みです。
石はそこにあるように・・・渓流にある石になりきるように真に心を込めて据えました。

クローズにもフルオープンにもできる庭に面した石造りの露天風呂です。完成時に施主様と２人で入ったときに見た満月と庭との競演はそれは、それは言葉にできないほど美しく、また嬉しいひとときでした。

夜の庭景です。
時間の忙しい昼間だけではなく、夜も庭で楽しみたいという施主様の希望もあって、照明を効果的に配置してあります。
夜の風景はこの世のものとは思えない美しさです。まさに桃源郷です。私は中心部に鎮座する大石に座り、夜、この庭を眺めるのが大好きです。ちなみにこの写真は私が撮影したなかで一番のお気に入りです。水滴の流れや明かりの仄かさがよく撮れていると思います。